サワラはいつから与えられる?
離乳食初期
(5~6カ月) |
離乳食中期
(7~8カ月) |
離乳食後期
(9~11カ月) |
離乳食完了期
(1才~1才6カ月) |
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離乳食材としてのサワラ
高浜虚子の歌に「一匹の鰆を以ってもてなさん」というのがあります。青魚ですが身は白身で、身が軟らかく甘みもあり癖のない高級魚です。
古くは江戸時代貝原益軒の「大和草本」「本町食艦」にも記述があります。
サワラは魚ヘンに春と書いて、俳句でも春の季語となっています。
しかし、関東地方では1月から2月の冬の時期に脂ののった白身の味を楽しむ「寒鰆」を食べます。一方、関西では漁期が3月から5月でこの頃をサワラの旬としています。
サワラにはDPAやEPAを多く含み、血栓予防やガンの抑制効果があるとされています。もちろん良質なたんぱく質や鉄分が豊富です。
サワラは青魚なので魚介類アレルギーに注意する必要があります。
離乳食としてはほんのお味見程度は中期くらいからいいと思いますが、後期に入っていろいろな魚に食べ慣れてきたら、少しずつ様子を見ながら食べさせてあげましょう。
下ごしらえや調理法
サワラは、皮の斑点模様のくっきりしているもの、表面につやのあるもの、硬く身のしまった物がいい魚です。切り身を買えば、骨もあまりないので使いやすい魚です。骨を取り除き皮を剥いて茹でてすりつぶして調理すれば、身も軟らかく使いやすい食材です。
離乳食初期(5~6か月)レシピ
離乳食中期(7~8か月)レシピ
【材料】
・サワラ切り身 20g
・豆腐 20g
・長葱 10g
・味噌 適宜
【作り方】
- サワラの切り身は、骨を取って1センチの角切りにします。
- 長葱はみじん切りにします。
- 鍋に昆布だし汁を入れて沸騰させます。
- サワラとみじん切りの長ネギを入れて煮ます。
- 4.に豆腐を加えて少し煮て、味噌を入れて味を整えます。
離乳食後期(9~11か月)レシピ
【材料】
・サワラの切り身 20g
・昆布だし汁 200cc
・人参 5g
・醤油 少々
・片栗粉 少々
【作り方】
- サワラの切り身は骨を取り除きます。
- 人参は小さめのいちょう切りにします。
- 鍋に人参と出し汁を入れて、人参が軟らかくなるまで煮ます。
- 3.に醤油を加え、サワラを入れて煮ます。
- サワラが煮えたら人参と一緒にお皿に盛りつけます。
- 残った煮汁に水溶き片栗粉を入れてとろみをつけ、サワラにかけます。
離乳食完了期(1才~1才6か月)レシピ
【材料】
・サワラの切り身 30g
・薄力粉 大匙1
・牛乳 大匙1
・すり胡麻 少々
・サラダ油 適宜
【作り方】
- サワラは骨を取り除いて3つに切ります。
- ボールに薄力粉と牛乳、すり胡麻を入れてよく混ぜます。
- 2.とサワラを和えて、サラダ油で揚げます。