刺身はいつから与えられる?
離乳食初期 (5~6カ月) |
離乳食中期 (7~8カ月) |
離乳食後期 (9~11カ月) |
離乳食完了期 (1才~1才6カ月) |
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離乳食材としての刺身
お刺身は、当然ながら、生の魚をさばいてそのまま食べる料理です。活きのいい魚が手に入る日本ならではの料理で、外国にはあまり見られないようです。
今でこそ日本料理が世界で認められてきて、味だけではなく盛りつけの美しさを目でも楽しむ日本自慢の料理となりました。
そして、お刺身は、醤油やポン酢、ツマ、薬味などでいただき、砂糖や油を使わないのでダイエットにも効果的です。
しかし、生の魚にはア二サキスが寄生していることもあります。万が一、ア二サキスがついた魚も私たちは不用意に食べてしまうことが多いのです。
魚の鮮度が落ちてくるとア二サキスが魚の身に食い込んでいきます。そして私たちの胃の中に入りこんで腹痛や吐き気、嘔吐を起こす原因となります。
ア二サキスは70℃以上の加熱や冷凍で死滅します。また細かく切ったりよく噛むことでも死滅します。
また、魚の筋肉に含まれるパルブアルブミンや魚のコラーゲンが原因で起きる魚アレルギーも注意しなければなりません。
鮮度の落ちた魚を食べた時には体内にヒスタミンが入って仮性アレルギーを起こすこともあります。
寄生虫やアレルギー発症の危険性により離乳食にお刺身を使用することはできません。子供の体力、消化力もついた2歳ごろから体調の良い時に少しずつ様子を見ながら食べさせてみましょう。
また、お刺身デビューのころは白身のさっぱりとした、例えば鯛のお刺身などあまり脂肪の強くない種類の魚で、抜群に新鮮なセレクトしましょう。
それは、貝類や青魚は食中毒の確率が高め、イカやタコは噛み切りにくいという理由からです。
消化機能が十分発達し、食中毒にかかるリスクが低くなってからというのが理想ですが、あまり年齢が高くなってからというのも、お子さんの食事の好き嫌いが固まってしまって、いざ食べさせてみようと思った時に、いわゆる食わず嫌いになっていたというのでは残念です。
お子さんがお刺身に興味を持ったら、2~3歳以降に、ほんの少しずつ挑戦したらいいでしょう。
もちろん、清潔なお店で購入し、ご家庭で調理する時も包丁やまな板の衛生管理に気をつけて下さい。
下ごしらえ 調理法
お刺身は色が鮮やかで、形がしっかりして、魚の汁の出ていないものを選びましょう。
赤身であれば黒い斑点のないきれいな赤色、白身であれば透明感のあるものがよい品です。少しでも空気に触れていない柵(サク)で買い求めましょう。
離乳食初期(5~6か月) レシピ
離乳食中期(7~8か月) レシピ
離乳食後期(9~11か月) レシピ
離乳食完了期(1才~1才6か月) レシピ
初めてのレシピ
鯛のお刺身サラダ
・鯛のお刺身 10g
・大根 20g
・きゅうり 10g
・ミニトマト 2個
・醤油 少々
・オリーブオイル少々
1.鯛のお刺身は小さく切ります。
2.大根は食べる直前におろします。(大根の頭の辛味の少ないところを使います。)
3.きゅうりはスライサーで短いツマを作ります。
4.ミニトマトは皮を剥いて4等分します。
5.材料を全て和えます。
※大根には消化作用や殺菌作用があるといわれているので、お刺身と一緒に和えてみました。