カニはいつから与えられる？

離乳食材としてのカニ

カニは価格も高くて、毎日のように食べることはできませんが、甲殻類の中でも味はピカ一で、カニの身を食べる時、みんな無口になって集中するといいます。種類も産地によって、毛ガニ、タラバガニ、ズワイガニなどいろいろあります。茹でカニをそのまま食べても十分美味しいのですが、上品な淡白な味なのでグラタン、コロッケなどボリュームのあるメニューの素材としても相性がいいです。

カニは高タンパク低脂肪のヘルシーな食材です。炭水化物や脂質の代謝を促進するビタミンＢ１、Ｂ２、ナイヤシンが豊富です。また、亜鉛や、鉄、銅といった普段なかなか摂りにくいミネラルもたくさん含んでいます。その他、カニに含まれるアスタキサンチンは眼精疲労の回復に効果があります。

しかし、口や手が痒くなったり、唇のしびれ、蕁麻疹などカニアレルギー症状が出ることもあるので、カニは離乳食として安心して食べさせられる食材ではありません。カニがしらす干しに混入したり、かまぼこなどの練り製品に入っていることもあるので注意が必要です。このアレルギーはそれまで症状が起きていなくても、幼児期、学童期に入ってから急にアレルギーになることもあるので食べさせる時はいつも慎重に様子を観察してください。１歳過ぎて離乳食も完了した頃、少しずつ試してみましょう。

下ごしらえや調理法

茹でたカニの足を購入して、さっと熱湯をくぐらせ、細かく切ってあげて下さい。
調理の際はよく加熱して与えましょう。またカニ缶を利用するのも、手間がかからず便利です。