豚レバーはいつから与えられる?
離乳食初期
(5~6カ月) |
離乳食中期
(7~8カ月) |
離乳食後期
(9~11カ月) |
離乳食完了期
(1才~1才6カ月) |
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離乳食材としての豚レバー
レバーは鉄分、各種ビタミンが豊富に摂れる優等生食品です。レバーの鉄分は、ヘム鉄といって消化吸収力が強く、造血に関わる葉酸やビタミンB12、銅も多く含み、貧血予防には大きな効果が期待できます。特に、豚レバーは牛レバー、鶏レバーと比べてたんぱく質と、鉄分を格段に多く含みます。
しかし、豚レバーを生で食べるとE型肝炎ウイルスに感染するリスクもあります。また、生で食べるとサルモレラ菌やカンピロバクターなどの食中毒の危険もあるので、よく加熱して食べるように心がけましょう。
離乳食としても軟らかく高栄養なので積極的に使いたい食材です。離乳食後期から使えますが、食肉アレルギーでアトピー性皮膚炎などを起こすこともあるので、最初は少しずつ様子を見ながら与えるようにしましょう。
下ごしらえや調理法
できるだけ塊で購入します。白く濁った色のものは古い可能性があるので、鮮やかな色で、どろんとしていない弾力のあるものを選びましょう。
レバーの筋や脂肪は取り除いて水で何度も何度も洗い、血を洗い流します。きれいになったら削ぎ切りをして切ったレバーを再び洗います。
沸騰したお湯で茹で、すりつぶしたり小さく切って使います。
離乳食初期(5~6か月)レシピ
離乳食中期(7~8か月)レシピ
離乳食後期(9~11か月)レシピ
【材料】
・豚レバー 15g
・玉葱 10g
・じゃが芋 10g
・人参 5g
・キャベツ 10g
・ミニトマト 2個
・トマトケチャップ 少々
・コンソメ顆粒 少々
【作り方】
- 豚レバーは何度も水で洗い、小さく切って再び洗い茹でます。
- トマトは湯むきして、4等分に切ります。
- 他の野菜も小さく切ります。
- 鍋に野菜を入れ、ひたひたの水を注ぎ軟らかく煮ます。
- 4.にレバーを入れてさらに煮て、コンソメとトマトケチャップで味を整えます。
離乳食完了期(1才~1才6か月)レシピ
【材料】
・豚レバー 10g
・薄力粉 15g
・卵 15cc
・鰹出し汁 15cc
・キャベツ 20g
・とんかつソース 少々
・青のり 少々
・サラダ油 少々
【作り方】
- 豚レバーは筋や脂肪をとり、きれいに水で洗います。
- きれいに洗ったレバーを細かく切って再び洗い、茹でます。
- キャベツは短い千切りにします。
- ボールに薄力粉、レバー、卵、キャベツ、鰹出し汁を入れよく混ぜます。
- フライパンに薄くサラダ油をひき、4.を流し入れ両面よく焼きます。
- お皿に出して、ソースと青のりをかけて切り分けます。