鶏胸肉はいつから与えられる?
離乳食初期
(5~6カ月) |
離乳食中期
(7~8カ月) |
離乳食後期
(9~11カ月) |
離乳食完了期
(1才~1才6カ月) |
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離乳食材としての鶏胸肉
鶏肉のたんぱく質は、毎日、食事で摂らなければならない必須アミノ酸のバランスがよく、消化吸収率も95%という栄養的に優れた食材です。
そのため高齢者や小さいお子さんにも安心して使うことができます。そして値段的にもとても安いので、いろいろな料理に工夫して毎日の料理に活用したい食材です。
また、鶏肉に含まれるメチオニンという成分は肝臓の働きを助けます。鶏胸肉には特に皮膚や粘膜を強くするビタミンAや細胞を元気にするビタミンB群、疲労回復や消化器系の保護によいナイアシンが豊富に含まれます。
離乳食としては中期から脂肪と皮を取り除いて少しずつ食べさせてあげましょう。あまりアレルギー反応も出ない食材ですが、食べ始める時は少しずつ様子を見ながらあげて下さい。
下ごしらえや調理法
パックの中に肉汁が出ていない、肉が締まって皮の毛穴が盛り上がっているような肉を選ぶと新鮮です。
皮と筋、脂肪を取り除き茹でて、赤ちゃんに合わせて切って使います。月齢が小さなうちは、茹で汁を少し残してミキサーにかけると食べやすいです。
離乳食初期(5~6か月)レシピ
離乳食中期(7~8か月)レシピ
【材料】
・鶏胸肉 20g
・じゃが芋 20g
・人参 10g
・鰹出し汁 100cc
・さやえんどう 3本
・片栗粉 少々
【作り方】
- 鶏胸肉は、皮と筋、脂肪を除きます。
- じゃが芋は1センチ角に切ります。
- 人参はみじん切りにします。
- さやえんどうも小さく切ります。
- 鰹出し汁を鍋に入れ、鶏胸肉を茹で、火が通ったら胸肉を取り出し、細かく裂いて小さく切ります。
- 5.の鍋にじゃが芋、人参、さやえんどうを入れて軟らかくなるまで煮ます。
- 5.の鍋に鶏胸肉を戻し、食べやすいように水溶き片栗粉でとろみをつけます。
離乳食後期(9~11か月)レシピ
【材料】
・鶏胸肉 15g
・茹でうどん 1/4玉
・人参 5g
・小松菜 10g
・しめじ 3本
・鰹だし汁 200g
・醤油 少々
【作り方】
- 鶏胸肉は小さく刻みます。
- 小松菜、人参、しめじも食べやすい大きさに切ります。
- うどんも短く切ります。
- 鍋に鰹だし、野菜としめじを入れて軟らかくなるまで煮ます。
- 4.に鶏胸肉を入れて火を通し、うどんを加えて煮込みます。
- 醤油で味を整えてでき上がりです。
離乳食完了期(1才~1才6か月)レシピ
【材料】
・卵 1/2個
・鶏胸肉 15g
・玉葱 10g
・ピーマン 5g
・人参 5g
・ミニトマト 2個
・トマトケチャップ 少々
・ご飯 食べられるだけ適量
・オリーブオイル 少々
【作り方】
- 鶏胸肉は小さく切ります。
- 野菜はみじん切りにします。
- ミニトマトは湯むきして小さく切ります。
- フライパンに、オリーブ油をひき、玉葱、人参、ピーマン、トマトと鶏肉をよく炒めます。
- 4.にご飯を入れてさらに炒め、トマトケチャップで味を整えます。
- 卵をスクランブルエッグにして、5.に加えます。