牛肉はいつから与えられる?
離乳食初期
(5~6カ月) |
離乳食中期
(7~8カ月) |
離乳食後期
(9~11カ月) |
離乳食完了期
(1才~1才6カ月) |
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離乳食材としての牛肉
牛肉の動物性タンパク質には、体内で作ることのできない必須アミノ酸がバランスよく含まれています。
この必須アミノ酸のどれか一つが欠けても重篤な体調不良を起こすことがあります。
そして植物性たんぱく質より体内への吸収率が高いので効率よく栄養が体に行きわたります。
また、食肉に含まれるヘム鉄は、血液のヘモグロビンを作るのに欠かせません。貧血を防ぎ、手足の冷えを解消してくれます。
また、牛肉を食べる時は、なぜかご馳走を食べた感があって、満たされたような気分になることがあります。これはただの思いこみだけではなく、牛肉に豊富に含まれているトリプトファンが脳内の興奮物質を鎮めるセロトニンを増やす栄養素だからなのです。
食肉アレルギーがでることもあるので、離乳食で牛肉を食べさせる時は脂肪分の少ない部位を少しずつ、様子を観察しながら食べさせてみるようにしましょう。
また、牛肉を含む加工品にも注意が必要です。
下ごしらえや調理法
肉の周りの脂肪が変色していない、劣化して色が悪くなっている肉が麻混じっていないものを選びましょう。
離乳食で使用する牛肉は脂肪の少ない部位がいいので、ヒレ、肩、ロース、モモ赤身の薄切り肉を使うと扱いやすいです。
牛肉の脂肪を取り除き、お湯で茹でて、すりつぶして使います。また茹で汁を少し混ぜてフードプロセッサーでペースト状にすると月齢の比較的小さい時から食べることができます。
離乳食初期(5~6か月)レシピ
離乳食中期(7~8か月)レシピ
離乳食後期(9~11か月)レシピ
【材料】
・牛薄切り肉 15g
・トマト小 1/4個
・玉葱 20g
・ピーマン 1/4個
・人参 10g
・シメジ 5本
・トマトケチャップ 少々
・片栗粉 適宜
・顆粒コンソメ 少々
【作り方】
- トマトは湯むきして種をとってざく切りにします。
- 牛肉は脂身をとって茹でて小さく切ります。
- 玉葱、人参、シメジ、ピーマンは大きめのみじん切りにします。
- 鍋に牛肉とその他の野菜と水(1/2カップ)入れて、軟らかくなるまで煮ます。
- 4.にトマトケチャップとコンソメを入れて味を整えます。
- 水溶き片栗粉で食べやすいようにとろみをつけます。
離乳食完了期(1才~1才6か月)レシピ
【材料】
・牛薄切り肉(脂肪の少ない部分) 15g
・玉葱 20g
・白菜 20g
・木綿豆腐 20g
・お麩 1個
・鰹出し汁 100cc
・三温糖 少々
・醤油 少々
【作り方】
- 牛肉は小さく切ります。
- 玉葱、白菜、豆腐も小さく切ります。
- お麩は水につけて、小さく切ります。
- 鍋に鰹出し汁と醤油と三温糖を少々入れます。
- 4に全ての材料を入れて、軟らかくなるまで煮ます。