さんまはいつから与えられる?
離乳食初期
(5~6カ月) |
離乳食中期
(7~8カ月) |
離乳食後期
(9~11カ月) |
離乳食完了期
(1才~1才6カ月) |
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離乳食材としての秋刀魚
秋刀魚は近海を回遊する魚で、夏から秋にかけて日本沿岸を南下します。しかし南下に従い、脂のノリも悪くなり産卵もするので、秋刀魚の旬というのは8月末から10月初旬までです。
秋刀魚には、貧血を防ぐ効果のあるビタミン12、皮膚や粘膜を丈夫にするビタミンAやレチノールが豊富にあります。
またコレステロールを減らし血液をサラサラにするDHA、EPAが含まれ、動脈硬化や脳梗塞などの予防効果もあります。
しかし、青魚なのでヒスタミンによる食中毒をおこし、多くの場合、食べた直後から1時間以内に顔が赤くなったり、蕁麻疹の症状やより重篤な呼吸困難などの症状が出ることがあります。
また秋刀魚は魚介類アレルギーが出る心配もあるので、離乳食としては後期から様子を見ながら少しずつ与えてみて下さい。
下ごしらえや調理法
冷凍ではない秋刀魚を買いましょう。身が締まっていて、白い部分がキラキラして、目もくっきりしたものを選びましょう。
離乳食で使う場合は、鮮度の良いお刺身用を使えば、骨もなく下処理も省略できて使いやすいです。
干物にはどうしても塩分が多く含まれているのであまりおススメできません。
離乳食初期(5~6か月)レシピ
離乳食中期(7~8か月)レシピ
離乳食後期(9~11か月)レシピ
【材料】
・秋刀魚お刺身用 2切れ
・大根 10g
・人参 10g
・豆腐 10g
・長葱 10g
・片栗粉 小匙1
・味噌 適宜
・昆布だし汁 200cc
【作り方】
- 大根、人参は小さく切ります。
- 豆腐は1センチの角切りにします。
- 長葱はみじん切りにします。
- 秋刀魚はすりつぶして粘りがでるまで練って、片栗粉を混ぜます。
- 鍋に昆布だし汁と大根、人参を入れて軟らかくなるまで煮て、最後に長葱も入れて煮ます。
- 4.の秋刀魚を小さく丸めて鍋に落とし、火を通します。
- 豆腐を加え、味噌で味を整えます。
- 食べにくいようであれば、水溶き片栗粉(分量外)でとろみをつけます。
※出し汁、味噌の分量は加減して下さい。
離乳食完了期(1才~1才6か月)レシピ
【材料】
・秋刀魚 1匹
・塩 少々
・酢 小匙1
・水 200cc
【作り方】
- 秋刀魚の内臓を出し、頭としっぽを切り落とします。
- 1.をよく洗い、2センチ位のぶつ切りにします。
- 圧力鍋に、材料を全て入れて圧力強で20分煮ます。
- 3を自然放置して、食べてみて骨も軟らかくなったか確認します。もし、硬いようであれば水を少し足して圧力鍋で加熱します。
※でき上がった秋刀魚は素材として、離乳食に利用します。