イクラはいつから与えられる?
離乳食初期 (5~6カ月) |
離乳食中期 (7~8カ月) |
離乳食後期 (9~11カ月) |
離乳食完了期 (1才~1才6カ月) |
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離乳食材としてのイクラ
イクラはロシア語で魚卵や小さく粒々したものを表わすそうです。現在の日本では、鮭の卵巣が袋状のままを筋子、粒状にバラしたものをイクラと区別して呼んでいます。日本はタラコなど、塩漬けにした魚の卵を好んで食べる習慣があります。
イクラの脂質には、最近注目されているDHA・EPAがたくさん含まれています。
DHA・EPAは必須脂肪酸のひとつで、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病予防に効果的であり、脂質代謝を活発にして、内臓脂肪の蓄積を抑える効果もあります。
その他たんぱく質も豊富なのでそれらの相乗効果で、今まで言われていたようなコレステロールの多い体によくない食品というイメージを変えつつあります。
またイクラの赤い色の素であるアスタキサンチンは強い抗酸化作用もあります。
しかし、イクラアレルギーもあります。魚卵が原因で起きるアレルギーは発症率も高く、その症状もアナフィラキシーショックなど重症なことも多く、特に乳幼児は命に関わる場合も報告されているので、厳重な注意が必要です。
その症状としては、嘔吐や腹痛、蕁麻疹、唇や口の中のただれなどがあります。
しかもイクラは塩分も強いので離乳食や、幼児食としては不向きな食品です。あくまでも大人の楽しむ食材であるという認識で、大人と同じ食事が摂れるようになったら、ほんの少しずつ与えてみるようにしましょう。
下ごしらえ 調理法
イクラは、ツヤがあり、赤い色が鮮やかで、ハリと弾力のあるものを選びます。粒が盛り上がってはっきりしたものが新鮮でいいイクラです。粒が不ぞろいだったり、あまり大き過ぎるのも成熟しすぎて皮が硬いです。
イクラは生で食べる食材ですが、小さいお子さんに生を食べさせることには、細菌の問題もあり賛成できません。
離乳食初期(5~6か月) レシピ
離乳食中期(7~8か月) レシピ
離乳食後期(9~11か月) レシピ
離乳食完了期(1才~1才6か月) レシピ
初めてのレシピ
はらこご飯 (宮城の郷土料理)
・米 1合
・イクラ 20g
・鮭切り身 1切れ
・醤油 小さじ1
・みりん 大さじ1
・酒 大さじ1
・出し昆布 2センチ角
・刻み海苔 適宜
1.お米をといで、1時間ほど水に浸します。
2.醤油、みりん、酒を煮たてて、イクラと鮭切り身を煮ます。
3.炊飯器にお米を入れ、2.の煮汁と水で2割増しの水加減をします。
4.3.に出し昆布を入れて炊きます。
5.ご飯が炊けたら、2.の鮭の骨と皮を取って混ぜます。(イクラは硬いので子供には入れずに、大人がいただきます。)
6.刻み海苔をご飯の上に飾ります。※イクラを初めて食べさせてみる時は、生ではなくイクラの美味しい旨味をご飯に染み込ませて食べさせてみることにします。
※最後に生のイクラを散らしたいところですが、小さいお子さんには止めておきます。どうしてもいう場合は、数粒の生イクラを飾って食べさせてみます。