鮎はいつから与えられる?
離乳食初期 (5~6カ月) |
離乳食中期 (7~8カ月) |
離乳食後期 (9~11カ月) |
離乳食完了期 (1才~1才6カ月) |
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離乳食材としての鮎
鮎は川魚の代表ともいえる魚で、きれいな水質の川で釣った鮎は独特の香りがして、別名「香魚」とも言われます。
特に禁漁明けの6月から8月までの天然ものの鮎は骨も軟らかく美味しいと言われています。
川の鮎は、餌の苔を確保するために、鮎同士で縄張りを作り、自分の縄張りに入ってきた他の鮎を追い払う習性があります。これを利用したのが鮎の友釣りです。
食べ方としては、若鮎を生で食べたり、塩焼き、揚げもの、煮ものなど他の食材と組み合わせるのではなく鮎独特の香りや味を単品で味わう料理がおススメです。
鮎1尾を食べると1日に必要なビタミンB12が摂れてしまいます。
ビタミンB12は野菜や果物にほとんど含まれていない栄養素で、不足すると貧血、肩こり、眼精疲労、めまいなどを起こす心配があります。
ご家族が鮎を釣ってきた時など、わが子に美味しい鮎を食べさせてあげたいなんで考える時もあるかもしれませんが、小骨が多いので離乳食には向かない魚です。
離乳食すっかり完了し、お子さんが、骨があるから気をつけなければいけないことが、理解できるようになってから慎重に骨を取り除いて食べさせるようにします。
美味しい魚ですが、離乳食の時期は鮎以外の魚を食べさせるようにします。
下ごしらえや調理法
全体に黄褐色で黄色の斑点の鮮やかな、お腹のはっている鮎を選びます。
鱗とぬめりをとり、新鮮なうちになるべく早く調理します。
子どもに初めて食べさせるには、塩焼きや鮎ご飯がいいでしょう。
時期別離乳食レシピ
離乳食初期(5~6か月)レシピ
離乳食中期(6~7か月)レシピ
離乳食後期(9~11か月)レシピ
離乳食完了期(1才~1才6か月)レシピ
はじめてのレシピ(1)
鮎の甘露煮
【材料】
・鮎 2尾
・みりん 80cc
・醤油 30cc
・三温糖 大さじ1
・根生姜 少々
・梅干し 1個
【作り方】
- 鮎はよく洗ってぬめりをとり、内臓を除きます。キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
- 圧力鍋にみりん、醤油、三温糖を入れて、煮立てます。
- 圧力鍋に鮎、根生姜、梅干しを入れて煮立て、水を加えて蓋をします。
- 蓋をして強火にかけ、湯気が出始めたら火を弱め30分加熱します。
- 圧力が下がったら、蓋を開けて煮汁を煮詰めます。
はじめてのレシピ(2)
鮎ご飯
【材料】
・米 2合
・鮎 2尾
・酒 20cc
・醤油 小さじ2
・塩 小さじ1/2
・昆布出し汁 炊飯器の目盛りで4合分
・焼き海苔 適宜
・小松菜 適宜
【作り方】
- お米を洗って、ザルにあげ1時間おきます。
- 焼き海苔は、細く切って刻み海苔にします。
- 小松菜は茹でて、短く切ります。
- 鮎を塩焼きにして、焼けたら、骨と内臓をとってほぐします。
- ほぐした魚の身を、再度、指であたり小骨まで注意して取り除きます。
- 炊飯器に米、鮎のほぐし身、鮎、醤油、塩を入れ昆布出し汁で水加減し炊きます。
- 炊きあがったら、10分間蒸らして、鮎とご飯を混ぜます。
- ご飯茶わんに盛って、刻み海苔と小松菜を飾ります。