パパイヤはいつから与えられる?
離乳食初期 (5~6カ月) |
離乳食中期 (7~8カ月) |
離乳食後期 (9~11カ月) |
離乳食完了期 (1才~1才6カ月) |
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離乳食材としてのパパイヤ
パパイヤは明治時代に日本に入ってきましたが、広く出回り流通したのは1968年以降のことです。日本で手に入るパパイヤのほとんどは輸入品でフィリピンやハワイ産のパパイヤです。
パパイヤにはたんぱく質分解酵素パパインがあり特に未熟な青いパパイヤに多く含まれ、肉といっしょに食べると消化を助ける効果があります。
またこの酵素はたんぱく質だけではなく脂肪や糖質を分解する働きがあることがわかってきました。
また黄色の鮮やかな色からもわかるように、カロテンが豊富で活性酸素を抑制し生活習慣病、粘膜の炎症を抑え、免疫力を高める働きもあります。
その他ビタミンC、カリウムなども多く含む体に有益な果物ですが、この様な南国フルーツは赤ちゃんにとって刺激の強い食品です。また口腔アレルギー症候群も出やすいので、離乳食も完了してから、少しずつ様子を見ながら食べさせてみましょう。
下ごしらえや調理法
パパイヤは、表面にハリがあり傷のないなるべく新鮮でずっしりと重い物を選びます。
全体が黄色くなり、上部に少し弾力が出てきたくらいが食べ頃です。
縦半分に切って、上の軸の部分を切り落とします。
そして中の種をスプーンなどでえぐり取ります。最後に包丁で皮を剥き、食べやすい大きさに切ります。
時期別離乳食レシピ
離乳食初期(5~6か月)レシピ
離乳食中期(7~8か月)レシピ
離乳食後期(9~11か月)レシピ
離乳食完了期(1才~1才6か月)レシピ
はじめてのレシピ(1)
パパイヤジャム
【材料】
・完熟パパイヤ 1個
・三温糖 30g
・レモン果汁 数滴
【作り方】
- パパイヤの種をとり皮を剥いて、小さく切ります。
- 鍋にパパイヤを入れて三温糖をふりかけ、しばらくおきます。
- パパイヤから水分が出てきたら木べらでかき混ぜながら、火にかけます。
- 焦がさないように煮詰めていきます。
- パンに塗ったり、ヨーグルトに入れて食べさせます。
はじめてのレシピ(2)
パパイヤの炒め物
【材料】
・パパイヤ 1/6個
・ウインナー 20g
・きゅうり 30g
・りんご 30g
・玉ねぎ 20g
・胡麻油 小さじ1
・醤油 少々
・鶏ガラスープの素 少々
・片栗粉 適宜
【作り方】
- パパイヤときゅうり、りんご、ウインナーは食べやすい大きさの乱切りにします。
- 玉ねぎはみじん切りにします。
- フライパンに胡麻油を熱し、玉ねぎを炒め、きゅうりとウインナーを加えて炒めます。
- 醤油、鶏ガラスープの素と水溶き片栗粉を合わせ、3.に回し入れ、最後にパパイヤとりんごを入れて軽く炒めます。
はじめてのレシピ(3)
パパイヤ入りカレー
【材料】
・パパイヤ 50g
・豚肉薄切り 20g
・じゃが芋 40g
・玉ねぎ 30g
・人参 10g
・カレー粉 少々
・バター 5g
【作り方】
- パパイヤは皮を剥いて種をとりミキサーにかけます。
- じゃが芋、玉ねぎ、人参は小さめに切ります。
- 1.のパパイヤに豚肉を漬け込みます。
- フライパンにバターを熱し、野菜とパパイヤに漬けこんだままの肉をすべて入れて、よく炒めます。
- 野菜が軟らかくなるまで煮ます。焦げない程度に水を足します。
カレー粉で味を整えます。