離乳食完了期の進めかた

成人と同様に3回食が普通になって、歯茎で、バナナぐらいの固さの物が食べられるようになったら、いよいよ離乳食完了期に入ってきます。赤ちゃんの1回に食べられる量は少ないので、3度の食事の間に、午前、午後2回のおやつを加えて食事の規則ができ上がってくる頃です。

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歯が生えてきて食べるのがどんどん上手になる!

でも、奥歯も生えそろっているわけでもなく噛む力も弱いので、すぐに大人と一緒の食事ができるわけではありません。硬すぎる物を与えれば食べる気力を失ったり、丸飲みになってしまうので気配りしてあげることが必要です。

例えば、ご飯と言っても軟飯にしてあげたり、麺類も軟らかめに煮て短く切ったり、肉だんごにしたり、細かな愛情を持って赤ちゃんの離乳食作りも進めて下さい。家族みんなで楽しく食事をしながら赤ちゃんにも大人と同じものを取り分けてあげるのもいい方法です。その時でも、赤ちゃんの分は少し長く煮て軟らかめにしたり、小さく切ってあげたり、ひと手間かけることが必要です。

離乳食完了期に入り、大人の食事に近づくにつれて、赤ちゃんは口唇や口角、舌、顎を自由に動かせるようになり食べるのがどんどん上手になります。
前歯でかじって奥歯で噛むという基本的な咀嚼運動ができるようになってくるのです。最初は適量がわからなくて、口に大量に詰め込んでしまうようなこともありますが、自然とそれも習得していきます。

そしてこの離乳食完了期には、スプーンを持って自分で食べようとしたり、コップで牛乳を飲んだりすることに興味を持ち始め、食に対する子どもの意欲も旺盛になるので、それを温かく見守り、食事の楽しさを教えてあげる大切な時期でもあります。

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