離乳食の回数も増えて、赤ちゃんの寝ている時間も成長とともに短くなり、動けるようになって目も離せないとなるとますますお母さんは忙しくなります。その上、家事もこなさなければならないし、だんだんお母さんの疲労やストレスも溜まりがちです。
1回に作る離乳食の量もほんの少しなので、赤ちゃんには充実した離乳食を食べさせたい気持ちもありますが、面倒だなと感じる日もあるでしょう。また、もともと料理があまり好きではない人、苦手な人にとって離乳食が体力的にも精神的にも負担がかかります。
そこで1日1回3食まとめて作って食べさせれば手間が省けるなんていう考えが浮かびます。しかし、離乳食の目的はいろいろな味や料理を体験させること、食べる楽しみを理解させることにもあります。
苦にならない、楽しい離乳食作りの工夫
なるべく離乳食作りを楽にする方法を考えてみましょう。
まず、ベビーフードをうまく利用することです。ベビーフードは衛生的ですし当然調理済ですから、ある程度買い置きしておけば大変便利です。
種類も豊富で薄味で栄養的にも考慮されているので、うまく選べば安心して使うことができます。
ベビーフードをそのまま単品で食べさせるのではなくヨーグルトやお粥に混ぜたりしても、簡単にメニューを拡げることができます。
しかし、赤ちゃんも親や兄弟の食べる様子を見て、同じものを食べたがったり、新しい味に興味を持つ時期が来ます。そんな時期が来たら、大人の料理を取り分けてあげれば、離乳食作りに一から取り組まなくても、楽に作ることができます。
例えば、ポテトサラダを作る時はじゃが芋をマッシュした時に赤ちゃんの分を取り分ける、豆腐の味噌汁は味噌を入れる前に赤ちゃんの分を取る、青菜のお浸しは家族の分を茹でる時に、一株だけお湯に長く入れて茹でるなどやり方は様々あります。
またフリージングもうまく利用しましょう。離乳食を多めに作り、1日分に分けてフリージングしておきます。何品かフリージングを作っておいて、後日組み合わせて使っていけばメニューも簡単に広がります。
同じものを繰り返し食べさせていれば、赤ちゃんが飽きてしまいます。
なるべく、お母さんが楽をしながら、赤ちゃんに食の楽しさを教えてあげたいものです。