風邪や病気の後、離乳食を食べなくなったり小食になる赤ちゃんがよく見られます。そんな時は赤ちゃんが食べたいだけあげて無理しないようにします。授乳やミルクで栄養は補えるのであまり心配しなくて大丈夫です。
軟らかいもので少しずつ鳴らしていく
離乳食の段階も、赤ちゃんにストレスのかからない一段階前に戻すこともひとつの方法です。赤ちゃんの体調が戻ってくれば必ず良く食べてくれると信じて、最初は軟らかめのお粥やくたくたに煮たうどんなど炭水化物中心の消化の良いものにします。
量も控えめ、軟らかいものから少しずつ慣らしていきます。たんぱく質を補う食品も、豆腐や白身魚などを控えめに食べさせるようにします。食物繊維や脂肪分の多い食品は消化が悪いので避けます。野菜類を食べさせる場合もカボチャなど繊維の少ない野菜を念のため裏ごしして調理します。あせらず徐々に数日かけて、元の離乳食に戻していきます。今まで食べたことのない食材に挑戦するのも体調が完全に戻ってからにします。
お母さんが病後だから早く赤ちゃんの体力をつけてあげたいと思っても、病気の時には離乳食も中断しているため、体力も低下し消化機能も弱っているので無理は禁物です。
熱が下がってきたときの離乳食進め方
例えば、熱の下がり際で、赤ちゃんに元気が出てきたらまず、野菜スープなど水分とミネラル分を補給できるメニューをあげます。水分補給のためには果汁もいいですがそのままだと、口の中や胃腸の粘膜を刺激することもあり吸収も悪いので薄めてあげるようにします。
次にいつもより軟らかいお粥や軟らかめのうどんなど穀類を中心のレシピを作ります。次にカブやカボチャなど比較的繊維質の少ない野菜のメニュー、さらに体も復調してきたら豆腐、白身魚、鶏ササミ、麩など消化のいいたんぱく質を含むメニューへと進めていきます。
風邪をひいて咳がひどい時は、咳ともに離乳食を戻してしまうことがあります。離乳食は無理に行わず、控えましょう。咳がおさまって食欲もあるようなら離乳食を再開します。喉ごしの悪いものや、酸味のある食事は喉を刺激するので避けます。
痰を切るためにも、水分は十分に与えるようにします。カブのポタージュやりんごのくず煮など、喉ごしが良くて軟らかいレシピを試してみます。