赤ちゃんが下痢をしてしまっているときの離乳食について

赤ちゃんは消化機能がまだまだ十分に発達していないので、離乳食をあげた時に、下痢気味になることが良くあります。食べ慣れないものを食べると、ウンチがゆるくなったり、回数が増えたりします。

下痢をしても元気があり吐いたりせず食欲があるようなら大丈夫なので、子供の様子を観察しながら、普通に授乳や離乳食を続けても差し支えありません。繊維質の多い食品、脂類、糖分の多い食品、動物性たんぱく質食品は消化が悪いので控えめにします。

しかし、下痢がひどく水のようなウンチが続くような場合は、離乳食を中止して、念のために病院の診察を受けましょう。

スポンサーリンク

お粥や芋類でお腹への負担を減らす

風邪などが原因で下痢が見られる時は食欲不振や吐き気を伴うことが多く、脱水症状を起こすことがあります。

下痢が続くと、体の水分とナトリウム、カリウムなどのミネラル分が多く失われます。人肌に温めた湯ざまし、野菜スープ、薄めた果汁や味噌汁、赤ちゃん用のイオン飲料で水分やミネラル分をまめに補給して下さい。

下痢気味の赤ちゃんを心配して食事制限しすぎると逆に弱った腸粘膜の回復を遅らせ、下痢が長引き体力の回復が遅れることもあります。離乳食は必要なら医師と相談しながら消化のいいものからなるべく早く再開するようにします。

食欲があり元気があれば、消化が良く便が固まりやすいお粥や芋類を中心に食べさせます。ごく少量の塩を加えたお粥は水分とでんぷんの吸収を助けるので脱水状態の予防と治療に適しています。

また、ペクチンを含むりんごや人参をすり下ろしてでんぷん食品に加えると下痢を抑える効果があります。例えば、水溶き片栗粉に火を通して、すりおろしりんごを加えてよく混ぜたものや、ビタミンCを多く含むじゃが芋のマッシュをお粥に混ぜた芋粥も下痢気味の赤ちゃんにおススメのレシピです。

ウイルス性の風邪の場合は、一時的にミルクや牛乳の乳糖がうまく消化吸収できなくて下痢が続くことがあります。その場合は一過性の乳糖不耐症になっている場合もあるので医師の指導に従って腸が回復するまで特殊なミルクを与えなければならない場合もあります。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする