ナスはいつから与えられる?
離乳食初期
(5~6カ月) |
離乳食中期
(7~8カ月) |
離乳食後期
(9~11カ月) |
離乳食完了期
(1才~1才6カ月) |
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離乳食材としてのナス
ナスは低たんぱく、低カロリーで栄養はあまり望めないといわれていますが、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれています。
アントシアニンは抗酸化作用、血栓予防、眼精疲労回復に効果があります。
また、油と相性がよく、炒め物で美味しく料理することができ、鮮やかなナスの色も生かすことができます。
離乳食に使用するのはアクが強いので離乳食中期に入ってから少しずつ始めるようにします。
軟らかい野菜なので離乳食には使いやすい素材でもあります。
しかし、食感のせいか、あまり子どもに人気のない野菜でもあるので、上手く離乳食に取り入れて味に慣れさせていきましょう。
たまに、口腔アレルギーを起こしたり、小さな子や体調の悪い時に仮性アレルゲン症状を起こすこともあるので、様子を見ながら与えるようにします。
下ごしらえや調理法
ナスはヘタの切り口の新鮮なもので、棘の硬い、表面のつやつやしてハリのある色の鮮やかな物を選びます。
アクがあるので皮を剥いて、使う大きさに切ったら水に10分ぐらいさらします。その後茹でて料理の素材とします。
離乳食初期(5~6か月)レシピ
離乳食中期(7~8か月)レシピ
【材料】
・ナス 30g
・昆布出し汁 40㏄
・鰹パック 1/4パック
・片栗粉 少々
【作り方】
- 鰹パックはミキサーにかけて細かくしておきます。
- ナスは皮を厚めにむき1センチ弱のさいの目切りにして、軟らかく茹でます。
- 鍋に昆布だし汁、ナス、鰹パックを入れてひと煮立ちさせ、水溶き片栗粉で食べやすくとろみをつけます。
離乳食後期(9~11か月)レシピ
【材料】
・ナス 20g
・豆腐 10g
・生若芽 10g
・じゃが芋 10g
・鰹出し汁 100㏄
・味噌 少々
【作り方】
- じゃが芋は1センチのさいの目切りにします。
- ナスも皮を剥いて1センチのさいの目に切り、水につけてあく抜きをします。
- 豆腐も1センチのさいの目切りにします。
- 生若芽も細かく切ります。
- 鍋に鰹出し汁を入れてじゃが芋、ナスを煮ます。その後、若芽と豆腐を入れひと煮立ちしたら、味噌で味付けします。
離乳食完了期(1才~1才6か月)レシピ
【材料】
・ナス 1/2本
・ピーマン 1/4本
・ベーコン 10g
・とろけるチーズ 20g
・トマトケチャップ 少々
・オリーブ油 小さじ1
【作り方】
- ナスは皮を剥いて、5ミリ厚さの半月切りにします。
- ピーマンは短い千切りにします。
- ベーコンも小さく切ります。
- フライパンにオリーブ油を入れ、ナスを焼き、ピーマン、ベーコンも加えます。
- 耐熱容器に④を入れ、とろけるチーズをのせ、ケチャップを少し飾ります。
- オーブントースターでこんがり焼きます。