もずくはいつから与えられる?
離乳食初期 (5~6カ月) |
離乳食中期 (7~8カ月) |
離乳食後期 (9~11カ月) |
離乳食完了期 (1才~1才6カ月) |
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離乳食材としてのもずく
山芋、納豆などヌメヌメした食材は体に良いと言われます。もずくもヌメヌメしてしかも海藻です。
離乳食に取り入れると赤ちゃんの健康にもよさそうです。
もずくは離乳食のいつから与えていいのか、どんな効果があるのかお教えします。
もずくは大人でも毎日食べているとはいえない食材ですが、もずく酢やみそ汁などが良く知られています。
ではどんな栄養があるのでしょうか。もずくの栄養の中で代表的な成分がフコダインです。
赤ちゃんにとっても便秘を解消したり、抗ウイルス効果(インフルエンザ、ノロウイルスなどを予防)があるので離乳食でぜひ使ってみたい食材です。
しかしもずくの収穫時期は毎年、4月から6月に限られています。
塩蔵のもずくは添加物、糖分はありませんし、保存性にも優れていますが、塩分抜きの処置をしてもどうしても塩分が残ってしまうので是非おススメというわけにはいきませんが、上手に塩抜きをして使ってみましょう。
では、離乳食で、もずくをいつから与えていいのでしょうか。
消化もあまりよくないことからもあり、離乳食中期から様子を見ながら少しずつ与えてみるというのが、適切でしょう。
下ごしらえや調理法
- 生もずくをさっと洗い、熱湯で茹でます。
- 水気を切ったら、みじん切りか、食べやすい大きさに刻みます。
- 月齢のいかない赤ちゃんの場合は、すり鉢ですり潰し、やりにくい場合はお湯で伸ばします。
- または、丈夫なビニール袋に入れて、袋の上からめん棒を転がすと、さらに細かくなります。
- 塩蔵もずくの場合は、ザルに入れて、ボールの中で静かに水を交換しながら洗います。
- その後、ボールに水を張り30分位放置すると塩分がほぼ抜けています。
※食べてみて塩分が抜けていないようであればもう少し水に浸けておきます(生もずくが手に入りにくい場合は、塩蔵もずくを利用します)。
時期別離乳食レシピ
離乳食初期(5~6か月) レシピ
離乳食中期(7~8か月) レシピ
もずく入りお粥
【材料】
・7倍粥・・・・・大匙4
・もずく・・・・・小匙1
・小松菜・・・・・葉1本
・シラス干し・・・小匙1
・鰹出し汁・・・・大匙2
【作り方】
1. 小松菜は茹でてみじん切りにします。
2. シラス干しは熱湯をかけ、みじん切りにします。
3. もずくは軟らかく茹でてみじん切りにするか、すり潰します。
4. 鍋にすべての材料を入れ、お粥が食べやすい硬さになるまで煮込みます。
離乳食後期(9~11か月) レシピ
さつま芋のもずくあんかけ
【材料】
・さつま芋・・・・40グラム
・もずく・・・・・大匙1
・きゅうり・・・・20グラム
・カツオパック・・小匙1
・鰹出し汁・・・・大匙3
・水溶き片栗粉・・少々
【作り方】
1. さつま芋は皮を剥いて1センチ角に切り、軟らかく茹でます。
2. もずくは茹でてみじん切りにします。
3. きゅうりはすりおろします。
4. 鍋にもずく、きゅうり、カツオパック、鰹出し汁を入れて煮立たせ、水溶き片栗粉で軽くトロミをつけます。
5. 皿にさつま芋をのせて、上からもずくのあんかけをかけます。
※ さつま芋の他、豆腐や素麺、うどんなどにかけても美味しいです。
離乳食完了期(1才~1才6か月) レシピ
もずく入り卵焼き
【材料】
・卵・・・・・1個
・もずく・・・小匙1
・人参・・・・小匙1
・ほうれん草・葉っぱ1枚
・鰹出し汁・・大匙1
・三温糖・・・隠し味
・サラダ油・・少々
【作り方】
1. もずくは茹でてみじん切りにします。
2. 人参、ほうれん草も茹でてみじん切りにします。
3. ボールにサラダ油以外の材料を入れてよく混ぜ合わせます。
4. フライパンにサラダ油をひいて卵液を流し入れ卵焼きを作ります。
5. 軟らかくて卵焼きの形がとりにくいようであれば、クッキングペーパーで巻いて形を整えます。
6. 食べやすい大きさに切ります。
※卵1個使っていますので、赤ちゃんが食べるのには半分ぐらいが適当です。