赤ちゃんが母乳やミルク以外の食べ物に慣れてきたら、午前中1回の離乳食を二回食に増やしていきます。
では具体的にいつから二回食を始めたらいいでしょうか。
二回食を与えるときは時間にも気を付けて
離乳食を始めて1か月位経って、1回の離乳食が安定してご機嫌よく食べられるようになったら離乳食の回数を2回に増やしていきます。
この時期は赤ちゃんの月齢で決定するというより、離乳食を始めた日からの1か月です。5か月に入ってすぐ離乳食を始めた赤ちゃんは6カ月に入ったらそろそろですし、離乳食の開始が6か月頃とゆっくり始めた赤ちゃんは7カ月に入ってからで全然問題ありません。この時期の多少の時間差は子供の成長の過程では何ら問題がないので、早い遅いを心配する必要はありません。
一回食を進める間に、お粥の他に野菜、果物などのビタミンを豊富に含む食材や豆腐、シラスなど蛋白質も少しずつ食べられるように成長します。また食事の形状もドロドロからベタベタ状態でも上手に食べられるようになります。こんな時期が二回食を始める目安です。離乳食開始当初より水分を減らした食事をご機嫌よくゴックンも上手になって、量も多めに食べられるようになればいよいよ二回食開始です。
午前中の授乳の前の離乳食に加えて、午後からの授乳の前にもう1回離乳食を与えてみます。最初はリズムが取れなくて赤ちゃんも戸惑うかもしれませんが、午前中の離乳食の3分の1、半量でもいいので少しずつ二回食を習慣づけていきます。二回食の時期も赤ちゃんに必要な栄養の20%を母乳やミルクで摂取するのでご機嫌よく食べてもらえないような時は無理に食べさせなくても大丈夫です。
二回目の離乳食は、あまり夜遅くなると、消化吸収の面で問題なので遅くも夜7時までには終わらせるようにします。万が一、離乳食をあげて赤ちゃんに心配なことが起きても遅い時間だと病院が診てくれないということもあります。やはり、午前10時に1回目の離乳食だとしたら、2回目は午後2時~5時ごろの授乳前が理想的です。赤ちゃんの生活のペースを作る意味でも、離乳食タイムは毎日ほぼ一定の時間にします。