わが子の少しでも早い成長を願ってしまうのは、お母さん方みんな同じです。しかし離乳食の開始時期はお子さんによって個人差があります。赤ちゃんの成長具合だけではありません。
ミルクや母乳が大好きで満ち足りているのに「なぜ離乳食を受け入れなければならないの？」って赤ちゃんが思っているかもしれません。それにお母さんからの授乳や哺乳瓶は口当たりがいいけれど、スプーンはちょっとと感じて食べないこともあります。
このように離乳食の進み具合は赤ちゃんの離乳食に対する興味や好き嫌いということもおおいにあるのです。
実はスプーンが嫌だった?!赤ちゃんが離乳食を拒否する理由
赤ちゃんの首が座って少し援助してあげるとおすわりができ、他の人が食べているのを見たらじっと見て興味を持ったり、唾液が良く出るようになってきたら、そろそろ離乳食デビューの頃でしょう。
しかし、母乳の赤ちゃんが哺乳瓶の乳首を嫌って、粉ミルクを飲まないことがあるのと同様に、スプーンがお気に召さない場合もあります。
そんな時は赤ちゃんが危ないことをしないことを見届けながら、スプーンを持たせて遊ばせてあげるぐらいのお母さんの気持ちの余裕があるといいです。
スプーンではなく大好きなお母さんの消毒した指を赤ちゃんの口に少し入れてみて押し出してこないようなら、離乳食開始のサインです。お母さんが赤ちゃんを優しく抱いて、スプーンの練習を始めるといいでしょう。案外、スプーンの材質、形なども赤ちゃんが敏感に感じていることもあります。なかなかスプーンを受け入れてくれないような場合は、スプーンを替えてすんなり離乳食が始められることもあります。一般的にはあまり大きすぎず、口当たりがソフトで、先がとがっていない深さのないスプーンがおススメです。
では、赤ちゃんが受け入れてくれるスプーンの使い方をご紹介します。
まずお粥は、スプーンの先に少量をうずたかく盛ります。そのスプーンを赤ちゃんの下唇にあてて、口を開いてくれるのを待ちます。上唇で赤ちゃんが自発的に食べ物を口に入れるのを確認したらスプーンをそっと抜きます。そして赤ちゃんがゴックンの飲み込むのを待ちます。その時、無理やりは絶対に禁止です。その際にスプーンを口の奥に入れたり、お粥を上あごに擦りつけたりして食べなくなった赤ちゃんもいます。
またミルクをいつも飲んでいる赤ちゃんにとってはお粥の粒々が苦手とも考えられるので、ペースト状の滑らかな状態から試してみます。
とにかく、お母さんがあせらずイライラしないことです。不思議とお母さんの気持ちが赤ちゃんに伝わってしまうのです。