離乳食中期7~8カ月|離乳食を食べない場合おやつで補ってよいのか

赤ちゃんも甘いおやつの味が好きなのは大人と変わらないようです。ご機嫌斜めの赤ちゃんでもおやつをもらうと、泣きやんだり喜んでニコニコ顔になったりするのでついおやつをあげてしまいがちです。また、市販の赤ちゃんせんべいやボーロにも生後6か月頃からなどと記載があるので、月齢の小さい赤ちゃんにもこれらのおやつを安心して与えているお母さんもいると思います。

しかし、赤ちゃんが1歳なる位まではおやつを食べることはあまり感心しませ赤ちゃんは消化機能が不十分なので1回の食事でたくさん食べることができませんが、離乳食とその間にミルクを飲んでいれば栄養学的にもおやつを食べる必要がありません。

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おやつはほどほどに、自然な甘さを覚えさせて

もし7、8か月の赤ちゃんで離乳食の食べが悪くても、その後の授乳がしっかりとできていれば問題がありません。この頃の赤ちゃんの栄養補給の大部分は授乳で行うからです。離乳食を食べないからといって、おやつを合間に与えているとますます離乳食の食べが悪くなり逆効果です。この時期の食事はいろいろな味を体験すること、咀嚼の仕方を覚えることが目標ですから、食べる量が少量でもあまり心配することはありません。

かえって、甘い美味しいおやつを与えて、味を覚えられてしまうと、離乳食の際でもお粥や野菜など食べて欲しい食材の食べが悪くなりことも心配です。

離乳食が進み三回食になって、授乳することがなくなり栄養のほとんどを食事で摂るようになったら、おやつについても考えるといいでしょう。この頃になると赤ちゃんの動きも活発になり、食事だけでは栄養が不足気味で、食事の合間にエネルギーを補うためのおやつも必要となります。

おやつは甘くて赤ちゃんが好む味なので、お母さんは赤ちゃんの喜ぶ顔が見たくてつい食べさせてあげたい気持ちになりますが、甘いものは虫歯の原因にもなります。おやつを考えるなら、離乳食の際にバナナやさつま芋のマッシュなど献立を豊かにするメニューのひとつとして食べさせてあげるといいでしょう。自然の味でも、赤ちゃんは甘みを十分感じることができるし、いろいろの味を覚える意味でも有意義です。

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