里芋はいつから与えられる?
離乳食初期
(5~6カ月) |
離乳食中期
(7~8カ月) |
離乳食後期
(9~11カ月) |
離乳食完了期
(1才~1才6カ月) |
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離乳食材としての里芋
里芋は東南アジアの原産で、タロイモと呼ばれています、日本には米作より前に伝わったとされ、昔はとてもポピュラーな芋でした。
日本でも、セレベス、八頭、海老芋などいろいろの種類があります。
里芋にはカリウムを多く含み、体内の塩分を排泄してくれる働きがあります。また、動脈硬化を予防する効果もあることがわかってきました。
里芋を調理する時、手が痒くなるのは、シュウ酸カルシウムというエグミ成分のせいです。もし、かゆくなったらお酢で手を洗うと化学反応を起こして痒みは止まります。
里芋に含まれるアレチルコリンという物質が口が痒いなどアレルギー症状を起こすこともあるので、離乳食中期になったら少しずつ様子をみながら赤ちゃんに与えるようにしてください。
下ごしらえや調理法
里芋は泥つきの、乾燥していない物を選びます。泥を流水で落として、少し乾かしたら,皮を剥きます。
適当な大きさに切って、塩で少し揉み,軟らかく茹でます。
離乳食初期(5~6か月)レシピ
離乳食中期(7~8か月)レシピ
【材料】
・里芋 小1個
・鶏挽肉 10g
・小松菜 2枚
・鰹出し汁 50㏄
【作り方】
- 里芋は皮を剥いて、1センチ角に切って茹でます。
- 小松菜は葉先を茹でて小さく切ります。
- 鍋に鰹出し汁を入れ、里芋、挽肉、小松菜を入れて煮ます。
- 里芋が煮崩れして、トロッとなるまで煮ます。
離乳食後期(9~11か月)レシピ
材料】
・里芋 小1個
・ツナ缶 10g
・小松菜 1枚
・片栗粉 小さじ1
・サラダ油 少々
あん
・片栗粉 適宜
・醤油 少々
・三温糖 少々
【作り方】
- 里芋は皮を剥いて、いくつかに切って茹でて、潰します。
- 小松菜は葉先のみを茹でてみじん切りにします。
- 里芋、ツナ缶、小松菜、片栗粉を混ぜ、ハンバークの様に丸めます。
- フライパンに油を入れて、お団子の両面をこんがり焼きます。
- 醤油と三温糖でタレを作り、水溶き片栗粉でとろみをつけて、お焼きにかけます。
離乳食完了期(1才~1才6か月)レシピ
【材料】
・里芋 40g
・玉ねぎ 5g
・ニンジン 5g
・しいたけ 1個
・豚挽肉 5g
・卵 少々
・薄力粉 少々
・パン粉 少々
・サラダ油(揚げ油) 適量
・トマトケチャップ 少々
・ブロッコリー 1房
【作り方】
- 里芋は茹でて、マッシュします。
- ブロッコリーは軟らかく茹でます。
- 玉ねぎ、人参、しいたけはみじん切りにします。
- フライパンにサラダ油を入れて、②と挽肉を炒めます。
- ①と③を混ぜ合わせます。
- ④を丸め、薄力粉、卵、パン粉をまぶします。
- サラダ油でコロッケをあげます。
- 皿にコロッケを盛り付け、ブロッコリーとトマトケチャップを添えます。