赤飯はいつから与えられる?
離乳食初期 (5~6カ月) |
離乳食中期 (7~8カ月) |
離乳食後期 (9~11カ月) |
離乳食完了期 (1才~1才6カ月) |
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離乳食材としての赤飯
もち米といえば、お赤飯やお正月のお餅などお祝いを連想し、値段もうるち米に比べると高価で高級食材のイメージがあります。
もち米はアミロペクチンという粘りのあるでんぷんからできています。このためうるち米より粘りがあってモッチリとして冷えても味が落ちないなどの長所があります。
しかし離乳食に使用する食材としては、弾力が強く、つぶしてもなかなかつぶれにくく赤ちゃんにとっては食べづらい食材です。
赤ちゃんに与えるのは離乳食も完了し、奥歯が生えてくる2歳以降がいいでしょう。
また、うるち米よりもち米の方が米アレルギーの発症が多いとも言われています。
もち米を小さいお子さんに与える時は、うるち米に少量もち米を混ぜて炊いて食べさせてみるなど注意が必要です。
下ごしらえや調理法
もち米はよく洗って使いましょう。
通常もち米は洗米したら、ザルにあげ水に浸さないで炊きますが、小さいお子さんに食べさせる場合は浸水させた方が、消化がいいと思います。
最初は白米に少しずつ混ぜて炊き、慣れてきたらもち米の割合を増やしていくようにします。
時期別離乳食レシピ
うるち米を使ったお赤飯
赤ちゃんは、もち米を食べるのは難しいので、うるち米を使ったお赤飯を作ると安心して食べさせることができます。
【材料】
・白米 1合
・小豆 大さじ1
【作り方】
- 小豆を洗って水に浸しておきます。
- 白米を洗って水に浸しておきます。
- 小豆をザルにあげ、鍋に水(分量外)と一緒に入れて煮ます。
- 2.が沸騰してきたら一度お湯を捨ててアクを抜き、新しい水を入れて豆が軟らかくなるまで煮ます。(大人のお赤飯ではないので豆が割れるほど軟らかく煮ます。)この時、茹で汁を捨てずにとって冷ましておきます。
- 炊飯器に白米を入れて、茹で汁で軟らかめの水加減をします。
- 小豆も入れてスイッチを入れ、炊きます。15分蒸らして、混ぜます。
※小豆の茹で汁で水加減すればピンク色のお粥も炊けます。小豆の皮が消化しづらいようであれば豆はお母さんが食べて、茹で汁だけを利用します。豆はミキサーにかけたり、すりこぎで潰したり、裏ごしすれば月齢が比較的小さいうちから食べられます。
※この白米のお赤飯であれば、1歳のお誕生日の時も安心して食べてお祝いができます。咀嚼力、消化力がついてきたら、少しもち米を混ぜて炊くとモッチリ美味しくなります。すり胡麻を飾ればアクセントになります。
※ご家庭でもち米でお赤飯を作った時に茹で汁を少々取り分けておけば、赤ちゃんも食べやすい白米のお赤飯を作ることができます。