離乳食の玄米はいつから与えられる?
離乳食初期 (5~6カ月) |
離乳食中期 (7~8カ月) |
離乳食後期 (9~11カ月) |
離乳食完了期 (1才~1才6カ月) |
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離乳食材としての玄米
白米と比べて玄米の胚芽と糠にはビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれ、栄養豊富だとも言われ、玄米食を取り入れている人も多くいます。
母乳中心で栄養補給をしていた赤ちゃんの胃腸にはなかなか受け入れられません。
また、玄米は同じお米でも白米より抗原の高い食品ですので、米アレルギーが出る心配もあります。
アレルギー体質を玄米食で改善するという考えもありますが、それは、赤ちゃんが少なくとも普通食を大人と同じように食べられるようになってからの考え方です。
固くて消化の悪い玄米を、赤ちゃんは噛むことができなくて丸飲みしてしまうかもしれません。
離乳食の間は無理して玄米を与える必要はないでしょう。
米アレルギーがないことがはっきりして完全に大人と同じ食事ができるようになったら、ほんの少しずつ玄米を食べさせてみます。年齢的には2歳過ぎてからがいいでしょう。
下ごしらえや調理法
白米より表面に近い部分を食するのですから、玄米は無農薬有機栽培を選びます。そして玄米は良く洗って白米より長く浸水してから、調理します。
時期別離乳食レシピ
離乳食初期(5~6か月)レシピ
離乳食中期(7~8か月)レシピ
離乳食後期(9~11か月)レシピ
離乳食完了期(1才~1才6か月)レシピ
はじめてのレシピ(1)
玄米クリーム
【材料】
・玄米 1/4カップ
・水 2カップ
【作り方】
- 玄米を洗い、ザルにあげて乾かします。
- 1.の玄米をフライパンに入れて、弱火で約15分炒ります(炒るというひと手間で、アルファ―化して消化が良くなります)。
- 圧力鍋に玄米と水を入れて、圧力強で50分加熱します。
- 自然放置して、圧力が下がったら玄米を出してミキサーにかけます。
- 米アレルギーのないことを確認した後、初めて食べさせる場合は、さらに茶漉しで裏ごしして、お湯で薄めて少量食べさせて様子をみます。
※食べにくいようであれば、塩をほんの少しふります。
はじめてのレシピ(2)
カボチャのポタージュ
【材料】
・玄米クリーム 50g
・カボチャ 30g
・玉ねぎ 30g
・バター 5g
・コンソメ顆粒 少々
【作り方】
- 玉ねぎはみじん切りにします。
- カボチャは皮をむいて、うすく切ります。
- 厚手の鍋にバターを入れ、玉ねぎをしんなりするまで炒めます。
- カボチャと水(分量外)を3.に加えカボチャが軟らかくなるまで煮ます。
- 4.と玄米スープをミキサーにかけてなめらかにします。
- 5.を鍋に入れて、お好みでコンソメ顆粒で味をつけます。
- 食べやすい濃度まで煮詰めるか、お湯を足して加減します。
※カボチャ以外に、さつま芋、じゃが芋などアレンジして下さい。
※バターの塩分があるので、コンソメは必要ない位です。